【これから準備する方向け】プログラミング教育の3ステップ

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プログラミング教育は専門分野ではない

2020年まで残すところあと2年を切り、プログラミング教育に関する情報や教育サービスなども様々なものが登場してきました。

ですが、「プログラミング教育ってものすごく難しい」、「ITや情報系と呼ばれる分野のエキスパートでないと教えられない」といった敷居の高さを未だに感じてしまい、なかなか準備を始められない。または、準備を始めたものの、なんとなく進まないといった方も多いのではないでしょうか。

今回は、プログラミング教育手法をシンプルに整理してみました。今後の準備の参考にしていただければ幸いです。

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プログラミング教育手法3選

①考えの流れを理解する

これは紙とペンだけあれば十分な方法です。

俗に言う「フローチャート」や「流れ図」と呼ばれるものを書きながら行動や判断を養います。

これが複雑になっていくと「アルゴリズム」として効率的かつ合理的に物事を考えることができるようになります。

考える力の基本と言っても過言ではなく、決してプログラミングのスキルも必要ではありません。教える側は、考え方を記号とその組み合わせで結びつけることさえできれば良いのです。

論理的思考力の基礎はこれを抑えることが重要です。

②考えをデジタルで実現する

上記のフローチャートを発展させると、プログラミングができるようになります。

ここで言うプログラミングとは、PythonやJavaなどのプログラミング言語ではなく、デジタルな手段で処理をつなげるモノと表現した方が良いでしょう。

有名な例としては、マインクラフトやScratchなどのアプリケーションが挙げられます。これらは、プログラミング言語を知らない子どもたちでも直感的にフローチャートをデジタル化し、結果が確認できます。

フローチャートは紙とペンだけあれば高価な設備投資が無くとも簡単に教育できるメリットがある反面、処理の流れを確認するためにはフローをなぞりながら結果をイメージする方法しかありません。

初期の教育としては想像力も重要だと思いますが、ある程度レベルも上がってくると、それが逆に非効率な作業になってしまいます。

デジタルな手段を用いることで、確認作業の効率化や確認の抜け漏れを防ぐとともに、目に見える達成感が得られます。

また、これらのアプリケーションは、子どもたちに受け入れられるように愛らしいキャラクターや、ゲーム性を採用しているため、楽しみながらかつ、世界感に没頭することが容易です。

③実際にプログラミングをしてみる

これができないから難しいと言われているとは思いますが、あえて列挙します。

ただし、プログラミングを本業としているITエンジニアと同じことをしてほしいというわけではありません。

身近なものをプログラミングしてみることで上記のアプリケーションを用いたプログラミングをより発展させることを意図しています。

例えば、JavaScriptを使ってちょっと動的なWebサイトを作ってみる。簡単なゲームを作ってみる。など、インターネットが普通になったこのご時世では簡単にできます。しかもこれらは特殊なツールを必要とせず、どのパソコンにでも導入されているメモ帳やWebブラウザさえあれば実現可能です。

日本におけるプログラミング教育の目的はAI時代に対応する人材を育成することにあります。

2018年時点でAIを構築する代表的なプログラミング言語はPythonです。PythonはAI構築の他、データ分析にも活用されているモダンなプログラミング言語です。

データ分析の分野ではRも有名です。これらも深くは知る必要はないものの、ある程度読み書きができないと作業できない部分があります。

最終的にIT業界ごと教育の手段に

今回の3つの手段のうち2つはITというツールを使用したものになっています。やはりデジタルの世代を生き抜くためにはデジタルのツールを駆使することが求められている証拠です。

まだ世の中の教育機関にはデジタル化の波は及んでおらずな部分があります。この記事を読んで、まだ準備が足りていないと感じた方は、このタイミングで紙からアプリケーション、最後には自分自身の手でプログラミング的思考を実現できるようなステップに導けるように準備してみてはいかがでしょうか。

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