【ざっくり分かる】アクティブ・ラーニングとは何をすれば良いの?

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アクティブ・ラーニングとは「能動的に学ぶ」学習方法

あなたは「アクティブ・ラーニング」という言葉を知っていますか?

具体的な内容はわからなくとも、教育に関連している方も関連していない方も、一度は耳にしたことがあるであろうワードだと思います。

 

「アクティブ・ラーニング」とは、字の示すとおり、「能動的学習法」で、教えてもらうのではなく、「自ら学ぶ」学習方法です。日本の教育は徐々に変わりつつありますが、これまで多くの授業が受動的な学習方法。つまり、教師が教科書を読んだり、黒板やホワイトボードに書いた内容をノートに書き写すなど、言われるがままの情報をコピーする方式でした。

 

アクティブ・ラーニングは、この一方通行の教育を辞め、自ら学ぶ姿勢を作ります。

 

なお、アクティブ・ラーニングとして有名な方法として、グループワークや発表会など、目的をもって、子どもたちに議論や発言の場を与えることを思いつく方もいらっしゃるかと思いますが、これらの方法は本質ではなくあくまで手段にしかすぎません。

本質を理解しないままのアクティブ・ラーニングは、これまでの受動的な学習方法が形を変えただけに過ぎないのです。

 

アクティブ・ラーニングの本質

アクティブ・ラーニングのために特別必要な準備は実は「ありません」。

強いて言うのであれば教師がまず子どもたちを「信じる」ことからがスタートとなります。

 

例えば、あなたが子どもたちに何かを教える際に「こうしたほうが良い」とか「こうしてはいけない」といった伝え方をせずに、「どうすれば良いと思うか?」、「ここでは何を気をつければよいか?」など、質問を通してまずは子どもたち自身に考えて答えを導き出してもらうように信じてみましょう。

 

ここで、仮にここでしびれを切らして前者のように「こうした方が良い」などと指導してしまうのは言語道断で、その時点で子どもたちを信じることを放棄していることになってしまいます。

指導することは一歩間違えると、自分自身の考えを相手に強要する行為になってしまいます。

 

アクティブ・ラーニングの真髄は、子どもたちに「答え」を教えて知識量を積み重ねるだけではなく、「目的」に対して「何を知ること」が必要で、そこにたどり着くためにはどんな過程が必要なのかを考える力を養ってもらうことです。

 

前述の例で言うと、「こうした方が良い」は「思考力」を奪い、「こうしてはいけない」は「判断力」を奪ってしまいます。

もちろん本当に危険結果など、リスクが明白な場合は早急にフォローする必要はありますが、あくまでも、第一歩は「信じる」ことに本質があります。

 

アクティブ・ラーニングの行き着く先

アクティブ・ラーニングを用いた教育を意識した場合、本質としては子どもたちを「信じる」ことにあるとお話しました。

そして、アクティブ・ラーニングの行き着く先には、子どもたちの個性(知能、技能、思考力、判断力、表現力)を伸ばすことにあるのではないでしょうか。

 

そのためにも、もしあなたが子どもをを教える教師の立場である場合は、いま一度、本質を頭の片隅に置きつつ、子どもたちを「信じた」教育を行なっているか?行なっていない場合は何を改善すれば良いのかを考えてみるのも良いのではないでしょうか?

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