【プログラミング教育に困ったときのテクニック】授業のタイムマネジメント

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プログラミング教育は主に手を動かしたり、ディスカッションをしたりと、なにかと実践が中心のカリキュラム構成になります。実践を行うといちばん気になってしまうのが「時間」ではないでしょうか。

 

正しくタイムマネジメントをしたつもりでも時間を気にするあまり、実践時間が短くなってしまったり、反対に実践時間を長くしたが故に後半(終盤)が雑になってしまったりと、どこかにしわ寄せが出てしまうのではないでしょうか。

 

今回は、プログラミング教育におけるタイムマネジメントの方法について解説します。

タイムマネジメントで設定すべき3つの設定

まずが、タイムマネジメントでは、以下3つの設定を意識しましょう。

 

  1. ロングスパンゴール設定
  2. ショートスパンゴール設定
  3. タイムスケジュール設定

 

ロングスパンゴール設定

ロングスパンゴール設定とは、当日の授業だけではなく、期を通じて学習すべきポイントが明確になっているかという設定です。ここがぶれてしまうと続く、ショートスパンゴール設定、タイムスケジュール設定が破綻します。大枠がブレるとすべてがぶれてしまうのです。仮に、授業の途中でゴール設定がぶれてしまった場合は全体を見直して立て直しが必要です。

ショートスパンゴール設定

ショートスパンゴール設定とは、ロングスパンゴール設定をベースに授業毎のゴール設定、つまり、その日の授業で何ができればゴールなのかを設定します。ロングスパンゴール設定が固まっていれば、あとは定められた回数分にやることを振り分けていけば良いので難しい作業ではありません。

タイムスケジュール設定

タイムスケジュール設定とは、ショートスパンゴール設定をベースに、その日の授業の流れを決めます。細かすぎると作るのは大変ですが、粗すぎても意味がありません。基本は15分から30分くらいの間隔で設定するのが良いでしょう。タイムスケジュール設定では、実践に充てる時間は慎重に検討します。

 

ディスカッションであれば強制的に時間を区切れますが、演習などの作業系については不確定な要素が多いので、事前に手を動かして実際にかかる時間を計ってみることをオススメします。実際に思っている以上に時間がかかる場合もあれば、まったく時間がかからないケースもあります。授業中に時間の調整を行うのは慣れていない場合はグダグダになってしまうので、特に初めて行う内容についてはしっかりと準備しておきましょう。

タイムマネジメントの実践で気をつけるべきポイント

タイムマネジメントを行うためには「ロングスパンゴール設定」、「ショートスパンゴール設定」、「タイムスケジュール設定」が必要であることを解説しました。それでは次にどのようにして実践すべきなのか?気をつけるべきポイントについて解説します。

3つの設定は常に見える場所に書き出しておく

先ほどの設定はいつでも見える場所に置きましょう。筆者の場合、ロングスパンゴール設定、ショートスパンゴール設定はPowerPointで、タイムスケジュール設定についてはExcelのシートに書き出して、いつでも見れる状態にしています。

タイムスケジュール設定を意識しすぎない

タイムスケジュール設定は重要ではありますが、意識しすぎないことをオススメします。タイムスケジュールはあくまでも目安であり、若干の前後は致し方なしとしておかないと、時間を守ることが目的となってしまいます。授業は楽しく相手に学習してもらうことが大前提です。時間を意識しすぎた授業ほどつまらないものはありません。

 

もし、あなたが時間が守れていないと気にするのであれば、一旦3つのゴール設定を全体から見直してみてください。きっとどこかに無理が生じているはずです。

タイムマネジメントは難しくない

タイムマネジメントと聞くと、時間管理のプロしかできない特殊スキルのように思えたり、アナログ手帳にビッシリと予定を書き込めるくらい細かい人でないとできないというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は方にはめてしまえば事細かにやらなくてもできる簡単でかつ明確な方法です。ぜひ実践してみてください!

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