【ざっくり分かる】Excel関数とは何か?

Excelなどを扱っているとよく目にする「関数」。便利な機能が満載なものであることは間違いないのだけれど、いまいちしっくりこないあなたのために、今回はExcelで使用されている「関数」を題材にして解説してみたいと思います。
便利な関数
まずは、Excelで提供されている関数とはどんなものがあるのかを見てみたいと思います。もちろん、今回ご紹介できる関数はごくごく一部のものですが、Excelを少々かじったことがある方であれば使ったことがある、もしくは、聞いたことがあるものを選抜してみました。
以下は、Excelに触れたことがある方向けの記述もあるので、まったくご存知の無い方はさっと読み飛ばしていただいても大丈夫です。
SUM
SUM関数は、指定した範囲の合計を求めるための関数です。
COUNTIF
COUNTIF関数は、指定した範囲の中で条件に一致するセルの数を数えるための関数です。
VLOOKUP
VLOOKUP関数は、指定した範囲の中で条件に一致する部分に該当する列を検索する関数です。
最後のVLOOKUPは少々難易度が高いですが、少々Excelに慣れてくると、応用編として使用される方もいらっしゃるのではないでしょうか。他にもExcelは400以上の関数が提供されていると言われており、バージョンアップするごとに増えていく可能性もあります。興味のある方は色々と調べてみてください。
では、関数の詳細について話を続けましょう。
関数は数学の考え方と同じ
Excelやプログラミング言語における関数は数学で登場するあの関数と考え方は同じです。つまり、xとyという値(変数)があった場合に、xが変化すれば、同時にyも変化するというあれと同じなのです。
例えば、先ほど挙げた関数の中からSUMを例にして考えてみましょう。合計する値はなんであれ、指定された範囲の合計値を出すことに変わりはないですし、指定された範囲の中の値がひとつでも変化した場合は合計値も同時に変化します。まさしく、数学と同様の考え方であると言えます。
イメージしやすいように実例で解説します。
例えば、つぎの画面のように、10、123、79、1、52という数値に対して、SUM関数を実行します。
そうすると、合計は265になります。
ここまでだと「そんなもん計算すればわかる」という結果ですが、関数を理解するために次のステップに進みます。今度は「1」が入力されていた部分を「75」に変えてみましょう。そうすると、自動的に合計値が「339」に変化します。
つまり、yが変化すれば、xも変化する関係性が成立します。
関数の種類
Excelの関数にはさまざまな種類があります。代表的な種類を確認してみたいと思います。
- 数値関数:数値の集計機能等を提供しています。SUM関数もこちらに分類されています
- 日付関数:NOW関数など、日付や時間を扱う機能を提供しています。
- 論理関数:IF関数など、条件に関する機能を提供しています。
- 文字関数:文字の連結や置換など、文字の操作に関する機能を提供しています。
- 統計確認:COUNTIF関数など、統計に役立つ機能を提供しています。
上記でもまだ挙げきれないほどですが、必要に応じて試してみてはいかがでしょうか。