【AI時代の教育】未来の子どもたちが身につけるべき3つの力
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昨今、日本国内では「AI時代」という言葉が盛んに使われるようになってきました。内閣府からは「未来投資戦略」が発行され、その中にも「Society5.0」とセットで重要なキーワードとして扱われているようにも見えます。
それでは、その未来を担う子どもたちは今後どのようなことを意識して教育すべきなのかを簡単にまとめてみました。
AI時代には自発的な力が重要
AI時代を生き抜くには、自発的な行動が重要です。AI時代は、良くも悪くも生活や仕事を便利にしています。ですが、その真意は「単純でありふれたこと」や「気の遠くなるようなこと」を自動化して、人間にしかできないことに注力することが目的ではないでしょうか。
ただ単純に楽な部分だけを享受し続けるとAI時代に飲み込まれてしまいます。それを避けるためにも自発的な行動を育成することを意識しましょう。
AI時代に必要な3つの力
それでは、自発的な行動を育成するにはどのような力を育成すれば良いのか?を3つピックアップしてご紹介します。
気になる力
世の中は「答え」に満ちあふれています。それが例え合っていても間違っていても、純粋な心には当然のことながらそれが「真実」として見えてしまいます。ですが、当たり前のことではありますが、全てが「真実」ではありません。大人の私達ですらすべての情報の真偽については定かではないのにもかかわらず、子どもたちが真実だけを見抜くことは不可能に近いことでしょう。また、たったいま真実だとしても、明日には間違っていたということも多々あります。
大切なのは世の中の情報に対して「気になる力」を身につけておくことです。これは「問題発見能力」と言っても良いでしょう。問題発見の第一歩は「なんでこうなんだろう?」と思うことからです。また、大人である我々も子どもたちに対して固定概念で受け答えをしてはいけません。倫理的に間違ったことははっきりと伝える必要はありますが、ふとした疑問に対して「これは◯◯だから」と決まりきっているかのような指示的な発言ではなく「なんでそう思ったのか?」を引き伸ばしてあげられるように意識しましょう。
すぐやる力
気になる力を持っていたとしても、問題だけ定義するだけではただ疑り深い子どもになってしまいます。思ったことに対してはなるべく早めに行動できるように促してあげましょう。もちろん、時間やお金がかかることに対してはある程度計画が必要となりますが、これも「どうせやってもダメだ」と真っ向から否定してしまうのは良くないです。その理由をきちんと伝えましょう。また、行動を起こすにしても「なぜ行動するのか?」を聞いてあげましょう。きっと考えて理由を伝えてくれるはずです。
受け入れる力
すぐやる力で、すぐに動いたとしても結果「好き」「嫌い」だけで終わってしまっては元も子もない状態です。最後は「なぜそう思ったのか?」をしっかりと振り返ることが重要です。振り返りは良い結果も悪い結果も受け入れることに繋がります。
目指すはAIとの協力
近い将来、AIが人間を超える時代が来てしまうという推測もされている世の中。人間が目指すのは「AIとの協力」ではないでしょうか。AIは人間にとって強力なパートナーでありますが、それを使いこなす側はもっとインテリジェンスであるべきです。
今回の3つの力は子どもたちだけではなく大人も必要な重要なものだと思います。ぜひとも意識をしてみてください。