【ざっくり分かる】学校におけるICT支援員の立ち位置

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自分も学校教育に携わりたい!ICTの教育に興味がある!

 

この記事を読んでいただいているあなたも「プログラミング教育」というキーワードが盛んに連呼されるようになってから、もしくは、それよりもっと以前より、このような想いを抱いていらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、参画するにしてもいったい学校ではどんな立場になるのか不安・・・というあなたのために、今回はICT教育を支える「ICT支援員」という立場から、学校への携わり方や立ち位置について解説してみたいと思います。

 

ICT支援員に関する解説記事はこちらも合わせてご覧になってください。

ICT支援員は校務を行わない立場

校務におけるICT活動を支援する強い味方である「ICT支援員」ですが、この資格としては校務を支援する縁の下の力持ち的なポジションです。ICT支援員になるためには教員免許は不要で、変わりにICTに支援員の資格試験に合格することが条件となります。試験合格後は、学校を統括する教育委員会もしくは、ICT支援員の派遣会社に所属して担当する地域の学校に派遣されるという流れが一般的です。

ICT支援員は非常勤職員

ICT支援員は、ICTに関連する一連の知識と教育の知識を兼ね備えたいわばスペシャリストとも呼べる存在です。しかし、前述のように学校においての扱いは「非常勤職員」です。学校に籍を置くわけではなく、ICTに関連する校務の支援を依頼した学校に対して派遣されます。

 

これをデメリットを感じる方は、おそらく働き方のビジョンとしてアンマッチなのかもしれません。

 

ですが、メリットも十分にあります。もし、あなたが学校教育全体、または、地域のICT教育全体に対して今後は携わりたいという想いがある場合、色々な学校の支援ができることから、良い情報収集にもなると思います。また、支援の対象は、職員の方から児童のみなさんと多岐に渡り、それこそ老若男女問わず幅広い支援の仕方が身につくでしょう。

 

ICT支援員は後述する、学校に常勤する「情報主任」と一緒にICT教育を支援する立場です。

学校内のICT教育体制

学校によって若干の違いはあると思いますが、ここでは一般的なICT教育体制として、文部科学省の「学校のICT化のサポート体制の在り方について」に記載の役割に基づいて解説します。

学校CIO

CIO(Chief Information Officer)は最高情報責任者であり、学校内のICT教育に関する指示系統のトップにあたります。学校のICT化の方針は全て学校CIOの指示によって決裁されます。学校CIOには、通常、その学校の校長、副校長、教頭にあたる方が担当します。

 

なお、学校CIOの上位にはさらに教育CIOという存在がありますが、こちらは教育委員会の組織体制に含まれますので今回は解説を割愛します。

情報主任

学校内のICT管理の実責任者と言っても良い立場でしょう。学校CIOの補佐的な立場でもあり、学校内のICT設備や教育カリキュラムの企画立案を行います。また、ICT教育の運営においてICT支援員と連携しながら各職員へのインストラクションやサポートを行います。

 

情報主任も実際は職員の中から比較的ICT分野に明るい方をアサインする傾向にもあり、かつ、少数で運営されていることが多いでしょう。しかし、学校内のサポート範囲は広く、また、いろんな意味で想定し得ないサポート活動も多々発生します(例えば、機器が急に動作しなくなった->原因は単純に電源が入っていなかったなどはよくある話です)。

 

これらを円滑に運営していくためにICT支援員という存在が貴重なのです。

ICT支援員

学校CIOの依頼のもと、学校に派遣される立場です。指示系統は学校CIOにありますが、実運営は情報主任と連携します。

 

ひとりのICT支援員は複数の学校を担当することが多く、学校別の課題を把握し、的確なアドバイスをすることが求められます。ここで重要なのは、ICT支援員の役割です。

 

同じく、文部科学省の「学校のICT化のサポート体制の在り方について」によれば、ICT支援員は以下のような期待効果があるとしています。

ICT活用のコツやノウハウをつかむ

ICT導入は、これまでの環境から新しい環境に移行するという大きな壁が存在しています。ICT支援員はこの壁をいかに低くできるかという力量が必要です。

ICT活用に関する情報の入手、準備から設定・操作、トラブル対応

せっかく大きな壁を乗り越えたとしても、準備や運用時の煩雑さを体験してしまうと、またICTの利用率が下がってしまう恐れがあります。ICT支援員はこれらを迅速にサポートして円滑な活用を促すと共に、サポートに必要な情報を自ら入手する自発性が必要です。

ICT支援員の活用により、ICT活用に関する自信や意識の向上、ICT活用指導力の大幅な向上

ICT支援員はその名のとおり、支援をすることが目的です。つまりは ICT支援員に属人化することなく、職員全員がICTを活用できる状態を作り上げることがゴールになります。

 

ここでよくある話ですが、ICT支援員が支援ではなく、職員の作業の肩代わりしてしまうケースがあります。例えば、職員が作成すべきExcelやWordの資料を操作ができないとか、時間がないことを理由に作成を全てICT支援員に丸投げしてしまうのです。

 

これでは支援の意味が無くなってしまいますし、もしあなたが今支援する立場にあり、現状として発生している事象であるとすれば、早急に改善していくべき課題となるでしょう。

 

ICT支援員の立ち位置を明確にし、然るべきゴールに導くためのアクションを意識してみてください。

「プログラミング教育教育」や「学校のICT化」ははじまったばかり

今回の記事を読んでいただき、思っていたのと違うと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、学校であるかどうかを問わず、世間では様々な課題がはびこっています。筆者は学校教育については、いままさにホットな状況なので実は、校務に携わるなら好機と考えています。

 

あなたはどう感じたでしょうか?しかし、熱い想いがある方はぜひ様々な形で参画し、今後の子どもたちに良い未来を届ける支援をしてみるのも良いのではないでしょうか?

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