Javaのメソッドとは?処理に名前をつけて呼び出す考え方

本記事は、Schooの「Java入門 初級【2026年版】」第6回「メソッド」を学ぶ前後に、Javaのメソッドの基本を整理したい方向けのステップアップ学習記事です。
ただし、Schooを受講していない方でも、クラスやオブジェクトを学び始めた段階で読み進められる内容にしています。
Schoo コースページ:Java入門 初級【2026年版】
メソッドは、処理に名前をつけてまとめるための仕組みです。何度も使う処理や、ひとまとまりとして読ませたい処理をメソッドにすると、プログラムの見通しがよくなります。
メソッドは処理に名前をつけたもの
たとえば、点数が60点以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示したいとします。判定する場所が増えるたびに if 文をそのまま書くと、同じ判定ルールがあちこちに増えていきます。
int score1 = 80;
if (score1 >= 60) {
System.out.println("合格");
} else {
System.out.println("不合格");
}
int score2 = 55;
if (score2 >= 60) {
System.out.println("合格");
} else {
System.out.println("不合格");
}
このような判定処理を printPassResult というメソッドにまとめると、呼び出す側では printPassResult(80); のように点数を渡すだけで、同じルールで判定できます。
printPassResult(80); は、点数を渡して合格判定の処理を実行する合図です。メソッドを呼び出すと中の処理が動く
次のプログラムでは、main メソッドの中から printPassResult メソッドを呼び出しています。
ファイル名: MethodBasicExample.java
public class MethodBasicExample {
public static void main(String[] args) {
printPassResult(80);
printPassResult(55);
}
public static void printPassResult(int score) {
if (score >= 60) {
System.out.println("合格");
} else {
System.out.println("不合格");
}
}
}
printPassResult(80); と書いた場所で、printPassResult メソッドの中身が実行されます。呼び出す側は「80点を判定して表示する」と読めるため、判定の細かい条件を毎回追わなくても流れをつかみやすくなります。
メソッドにすると修正する場所を減らせる
メソッドを使う利点は、同じ処理を短く書けることだけではありません。処理の内容を変えたいときに、修正する場所を1か所にまとめやすくなります。
たとえば、合格ラインを60点から70点に変えたい場合、判定処理をメソッドにまとめていれば、printPassResult メソッドの中だけを直せば済みます。
public static void printPassResult(int score) {
if (score >= 70) {
System.out.println("合格");
} else {
System.out.println("不合格");
}
}
メソッド名は処理内容が分かる名前にする
メソッドは名前で呼び出すため、名前の付け方も大切です。printPassResult、printStatus、calculateDamage のように、何をする処理なのかが分かる名前にすると、プログラムを読みやすくできます。
printPassResult():合格か不合格かを表示するprintStatus():状態を表示するcalculateDamage():ダメージを計算する
a() や doit() のような名前だと、呼び出している場所を見ても何をする処理なのか分かりません。初学者の段階でも、メソッド名を「処理の説明」として考える習慣をつけておくと、後から読み返しやすくなります。
確認問題
- メソッドを使うと、同じ判定処理を何度も書かずに済むのはなぜですか。
printPassResult(80);と書いたとき、Javaでは何が実行されますか。calculateDamage()というメソッド名から、どのような処理を想像できますか。
演習後の確認:こちらのページを使って、自分で考えた内容を見直せます。
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まとめ
メソッドは、処理に名前をつけてまとめ、必要な場所から呼び出すための仕組みです。まずは「処理を直接書く」のではなく、「処理に名前をつけて呼び出す」と考えると、メソッドの役割をつかみやすくなります。