Java入門 はじめに読む学習ガイド|コードを読んで少し変える練習

最終更新日

Schoo Java入門 初級【2026年版】

Javaを学び始めると、最初は「コードをどう書けばよいのか」で手が止まりやすくなります。サンプルプログラムを見ても、どこから書き始めればよいのか、どの行が必要なのか、どこを変えると結果が変わるのかが分かりにくいからです。だからこそ、いきなり何も見ずに書こうとする前に、まず動いているコードを読めるようにすることが大切です。

この記事は、Java入門の最初に読む学習ガイドです。Schooの「Java入門 初級【2026年版】」を受講している方はもちろん、まだ受講していない方でも、Java初心者がコードを読む練習と、動いているコードを少し変える練習から始められる内容にしています。

Schoo コースページ:Java入門 初級【2026年版】

Schooの資料や授業の中でも、サンプルコードを使いながら処理の流れを確認します。ここでも同じように、まずはコードを読んで、自分の言葉で説明できる部分を増やしていきます。

まずはコードを読めるようになる

プログラミングは、いきなり何も見ずに書ける必要はありません。最初は、動いているコードを読んで「どの行が何をしているのか」「どの値が結果に出ているのか」「どこが処理の順番を決めているのか」を確認します。

英語などの言語学習でも、最初から自然な文章を書く前に、短い文を読み、単語の役割を理解し、少しずつ自分の表現にしていきます。Javaでも同じように、まずは読めるコードを増やすことが大切です。

下の3つの例は、それぞれ読む目的が違います。コメントなしで先に読んでみて、分からなければコメントありに切り替えてください。

例1: どの値が画面に表示されるかを読む

目的: System.out.println の中に書いた文字が、実行結果として表示されることを確認します。

public class PrintName {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("田中さん");
    }
}
実行結果:
田中さん

読むポイント: 表示される文字は、System.out.println(...) のかっこの中にあります。

例2: 計算結果がどう作られるかを読む

目的: 変数に入れた数値を使って、計算結果を表示している流れを確認します。

public class PriceExample {
    public static void main(String[] args) {
        int price = 1200;
        int count = 3;
        System.out.println(price * count);
    }
}
実行結果:
3600

読むポイント: pricecount の値を使って、price * count を計算しています。

例3: 条件によって表示が変わることを読む

目的: if 文で条件を確認し、条件に合う場合だけ特定の文が実行されることを読みます。

public class ScoreCheck {
    public static void main(String[] args) {
        int score = 85;
        if (score >= 80) {
            System.out.println("よくできました");
        }
    }
}
実行結果:
よくできました

読むポイント: score が80以上なので、if文の中の表示処理が実行されます。

読む練習では、正しい専門用語で説明しようとしすぎなくて構いません。「ここに書いた文字が出る」「この2つの数をかけている」「点数が80以上なら表示される」のように、自分の言葉で言えることを増やしていきます。

動いているコードを少し変える

コードを少し読めるようになったら、次は動いているコードを少しだけ変えます。ここで大事なのは、クラス名やファイル名のような壊れやすい場所から触らないことです。最初は、表示する文字、数値、条件の値など、結果との関係が見えやすい場所を変えます。

Schooでは、サンプルプログラムや課題、模範解答付きの資料も提供されています。完成版のコードを自分なりに手直しして、結果がどう変わるかを確認できます。動かなくなっても、元のプログラムに入れ替えれば戻せます。

変更1: 表示する文字を変える

目的: 文字列を変えると、実行結果の表示も変わることを確認します。

public class PrintName {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("田中さん");
    }
}
実行結果:
田中さん

変更2: 数値を変える

目的: 変数の値を変えると、計算結果も変わることを確認します。

public class PriceExample {
    public static void main(String[] args) {
        int price = 1200;
        int count = 3;
        System.out.println(price * count);
    }
}
実行結果:
3600

変更3: 条件の値を変える

目的: if 文の条件に合うかどうかで、表示される内容が変わることを確認します。

public class ScoreCheck {
    public static void main(String[] args) {
        int score = 85;
        if (score >= 80) {
            System.out.println("よくできました");
        }
    }
}
実行結果:
よくできました

うまく動かなくなって戻し方が分からなくても、元のプログラムに入れ替えれば大丈夫です。完成版のコードや模範解答がある場合は、それを安全な戻り先として使えます。

Java学習で最初に見ておきたいテーマ

このガイドを読んだあと、最初に理解しておきたいテーマは、mainメソッド、クラス、packageです。この3つは、Javaの最初のコードを読むための土台になります。

mainメソッドが分かると、プログラムがどこから始まるのかが見えるようになります。クラスが分かると、Javaがコードをどの単位で整理しているのかが見えてきます。packageが分かると、コードとフォルダの関係が少し整理できます。

まとめ

Javaを学ぶとき、最初からすべてを一気に覚えようと思わなくて構いません。まずはコードを読み、どの行が何をしているのかを少しずつ自分の言葉にします。次に、動いているコードを少し変え、実行結果がどう変わるかを確認します。

分からない言葉が残っていても、学習を止める必要はありません。mainメソッド、クラス、package、static、voidなどは、学習が進む中で何度も戻って理解が深まるものです。今は「ここから始まる」「ここで表示する」「ここを変えると結果が変わる」と読める範囲を増やしていきましょう。

もし動かなくなっても、元のプログラムに入れ替えれば戻せます。サンプルプログラムや模範解答は、単に答えを見るためだけでなく、安心して試すための戻り先にもなります。小さく読み、小さく変え、小さく確認することから始めてください。

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