フローチャートの繰り返しとは?while文と回数を動かして理解する
繰り返しは、条件を満たす間だけ同じ処理を続ける考え方です。プログラムでは while 文や for 文で書き、フローチャートでは条件判定から処理へ進み、処理後に条件判定へ戻る矢印で表します。
この記事では、繰り返しの条件式、回数、最終値の関係を動かしながら確認します。条件や増減幅を変えると、何回繰り返すのか、最後の値がどうなるのかが変わります。
フローチャートの繰り返しとは
繰り返しとは、ある条件を満たす間、同じ処理を何度も行う流れです。たとえば「カウンターが5未満の間、1ずつ増やす」という処理では、条件を確認し、条件を満たすなら処理を行い、もう一度条件を確認します。
フローチャートでは、条件をひし形で表します。条件を満たす場合は処理へ進み、処理が終わったら条件確認に戻ります。条件を満たさなくなったら、繰り返しを終了します。
動かして理解する繰り返し
下の画面では、開始値、条件式、終了値、増減方向、増減幅を変更できます。まず「何回繰り返すか」と「最終値」を予想してから実行してください。
条件と予想を変える
条件式と増減方向を変えると、繰り返し回数と最終値が変わります。予想してから実行してください。
while文とフローチャートの対応
while文では、条件式が true の間だけ処理を続けます。フローチャートのひし形に書いた条件が、while文の条件式に対応します。
JavaScriptの例
let count = 0;
const limit = 5;
while (count < limit) {
count = count + 1;
}
console.log(count);
Pythonの例
count = 0
limit = 5
while count < limit:
count = count + 1
print(count)
この例では、count が 5 未満の間だけ処理を続けます。0、1、2、3、4 の状態で条件を満たし、5 になった時点で条件を満たさなくなるため、繰り返しは終了します。
条件式と回数の関係
繰り返しでは、条件式の不等号がとても重要です。count < 5 と count <= 5 では、5を含むかどうかが変わります。そのため、繰り返し回数も変わります。
| 開始値 | 条件式 | 増減 | 繰り返し回数 | 最終値 |
|---|---|---|---|---|
| 0 | count < 5 | 1増やす | 5回 | 5 |
| 0 | count <= 5 | 1増やす | 6回 | 6 |
| 5 | count > 0 | 1減らす | 5回 | 0 |
繰り返しでよくあるつまずき
- 終了条件を書いていない
- 条件式の不等号を間違える
- 値を増やす・減らす処理を忘れる
- 増やすべきところで減らしてしまう
- 何回繰り返すかを確認せずにコードを書いてしまう
繰り返しでは、条件がいつ false になるかを考えることが大切です。条件がずっと true のままだと、処理が終わらない流れになります。
関連記事でさらに学ぶ
フローチャート全体の基本は、動かしてわかるフローチャート入門で確認できます。分岐については、フローチャートの分岐とは?if文と条件分岐を動かして理解するも参考になります。
まとめ
繰り返しは、条件を満たす間だけ処理を続ける構造です。フローチャートでは、条件判定、処理、条件判定へ戻る矢印、終了の流れを明確にします。
条件式、開始値、増減幅を変えると、繰り返し回数と最終値が変わります。コードを書く前に、何回繰り返すのかを予想してから確認すると、while文の動きが理解しやすくなります。